プログラミング言語で詩が書ける!?ソース・コード・ポエトリー2016

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エッセイ

プログラミングへの注目が高まりつつありますが、これまで馴染みのなかった人にとっては、プログラミング言語は意味のない文字の羅列に見えるかもしれません。しかし、実際は英語の文章に、少し手を加えた程度にも見えるものです。驚くべき事に、プログラミング言語で詩を書いて、優れた作品を表彰する”ソース・コード・ポエトリー2016”というイベントが開催されています。

 

シェークスピア没後400年を機会に、”ソース・コード・ポエトリー2016”が催されました。プログラミング言語を使い、シェークスピアと何らかの関連を持った作品を提出し、審査員の評価が高かったものは賞品が授与されます。詩として成立しているのはもちろん、何らかの機能は持たないまでもプログラミング言語として、エラーが含まれない形式であることが応募の条件です。(応募は6月6日に締め切られました。)

過去に応募された作品の一部を掲載します。

public class lean_guy {

public static void main(String[] args) {

long ago_lived_there_a_guy;

float ed_he_accross_the_sky;

boolean called_him_all_his_friends,

couse_he_was_as_lean_as_hell;

char ming_eyes_he_had_as_matched,

but_the; String was_still_attached;

final float he_did_today;

long before_he_flew_away;
}

}

「痩せた男」と題されたこの詩は「空に浮かぶような人間のさま」を詩に読んでいます。JAVAと呼ばれるプログラミング言語の文法に則って書かれているため、「public class / public static void main(String[] args)」という箇所は、詩に含まれていません。その他の箇所は、9個の”変数”を宣言しているプログラムです。特に何かの機能を実装しているわけではありませんが、プログラミング言語と英文がいかに近いかを示すには十分ではないでしょうか。

 

 

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