ジョーダン・アマーディオは世界で初めて、脳科学に特化したベンチャー企業育成プログラムを開発しました。20億人以上が苦しむと言われる神経系の病気に画期的な解決策をもたらす新技術の創造に期待が寄せられています。
アルツハイマー病やパーキンソン病など、神経系の病気には未だに治療法が確立されていません。しかし、ここ数年の技術の発展は目覚ましく、発表された論文や特許の本数は飛躍的に増えています。特に、スマートフォンやウェアラブル機器といった昨今のIT機器を駆使したベンチャー企業の力によって、様々な治療法や脳の状態を監視する手法が提案されてきました。
脳科学に携わるベンチャー企業の課題は業界知識やパートナー・相談相手との関係構築の機会が不足している点にありました。そこで、TEDxの発表者ジョーダン・アマーディオはアクセレレーター、つまりベンチャー企業育成プログラムを創設したのです。
アクセレレーターは、シリコンバレーのYコンビネーターに代表され、ベンチャー企業に対して短い期間で助言や投資家と出会う機会を提供し、有望なベンチャーを成功に導く仕組みです。同氏は、既に手法の有効性が検証されたアクセレレーターの手法を使って、脳科学系ベンチャーの育成に励んでいます。既に、10社あまりがプログラムを卒業し、医学の世界に新風をもたらすことが期待されています。