オンライン生放送学習サービスSchoo(スクー)に招待いただき、「海外就職は本当に自身のキャリアアップに繋がるのか」の講義を担当しました。これまでの自分のキャリアを振り返ると共に、海外就職のリアルについて参加者の皆さんと議論を深めました。
海外で働くのは何のためか?キャリアアップの観点から議論する生放送
スクーのディレクターの方より、ご依頼をいただき、海外就職についてお話させていただく機会を得ました。オンライン生放送学習サービスであるスクーは、参加者の方々がリアルタイムにコメントを書き込める仕組みになっているため、双方向で授業を行い、お互いに学びを深められるのがメリットです。
以下のビジョンの元、私の講義は企画されました。
「いつかは日本以外の国に行ってグローバルな環境で仕事がしてみたい」という夢を持っている方は少なくないでしょう。
しかしながら、
「海外に飛び出すことが本当にキャリアアップに繋がるのか?」
「今のままで、海外に飛び出して良いんだろうか?」
など、未知の環境に飛び込むには不安や疑問が尽きないものです。
今回の授業では実際に海外に飛び出して、エンジニアとして活躍されている実践者、佐藤先生をお招きし、「海外就職が本当に自身のキャリアアップに繋がるのか?」を60分間の中で議論していきます。
実際に海外就職に向けて準備を始められている方も、なんとなく思い描いている方も、「海外就職なんてとんでもない」という方もぜひ授業に参加していただき、先生と一緒に議論を深めていきましょう。
若い頃の自分が欲しかったであろう情報をシェアしました!
自分の場合、海外に憧れを持っていたものの何から始めれば良いのか分からなかった20代を過ごした後、30代の今はバルセロナのベンチャー企業で働きながら自分の夢が叶ったことを実感しています。
20代の頃の自分が聞きたくても誰も教えてくれなかった情報を「是非とも海外就職に挑戦したい!」「海外生活に憧れるが、やっていける自信がない。」「海外で働くといいことあるの?」という方へ提供できるよう、就職活動や企業の現場で得た自分の体験をお話ししたいと考えました。
講義は以下の構成で進めました。
- 私のキャリア・体験談
- 海外就職のリアルを知る
- 海外就職ケーススタディ
- 海外就職を決意する前に必要な考え方
予想していたよりも、より具体的な質問が多く、こちらがたじろいでしまう場面もありましたが、参加者の皆さまの海外就職に対する興味が感じられ、楽しい時間となりました。
日本と海外で異なる働き方に皆さんの関心を感じました
参加者の皆さまからいただいたコメントを見ると、私が立てた海外就職の戦略について驚きを持って受け止めていただいたように思います。私の場合、まず、スペインのバルセロナに住みたいという思いがあり、それを実現するための手順を検討しました。失業率の高いスペインでは雇われる側ではなく雇う側、あるいは管理職として進みたいと考えたのです。ライフスタイルを優先した上で、自分が輝ける場所を探すという戦略は多くの人にも適用できるのだろうと思います。
日本と海外で異なる働き方についても興味を持っていただきました。海外では納期について寛容だったり、夏休みが一か月とれたりします。日本では考えられない商習慣です。このトピックで議論を進める中で、自分自身、気づきを得られたため、次回のスクーの講義として企画していただきました。こちらは、本ブログの別記事で、別途、振り返りたいと思います。
スクーでの講義は有料会員になると、生放送だけではなく、オンデマンドでの視聴が可能になります。ご興味のある方は、ぜひ視聴していただきたいと思います。
スクーの講義内では、「海外就職に向いているのはどちら?」というケーススタディを実施し、参加者の皆さんの意見を募りました。そのコメントをまとめ、考察を加えていきたいと思いますので、次回以降のブログをお待ちください。
シリーズ次回の記事は「海外就職の移住先を決めるために優先して考えるべきこと – 海外就職ディスカッション (2)」