Laravelは、PHPを使ってWebアプリケーションを効率的に作成するためのフレームワークです。PHP言語では、Symfony、CakePHP、CodeIgniter、FuelPHPといったフレームワークが提案されていますが、Laravelは比較的後発ということもあり、他のフレームワークの課題を解決しながら、高度な機能を盛り込んできました。今では、日本でも世界でも採用されるケースが増加してきています。
PHPの経験はあるけれども、より効率的にアプリケーション開発を進めたいという人は、フレームワークの学習が推奨されます。中でも、Laravelは理解しやすく、扱いやすいという点で人気を高めてきました。コードを自動生成する機能があるため、作業効率を高めてくれます。
日本語訳ドキュメント
Laravelを学ぶにあたり、まず、始めに目にするべきなのは公式ドキュメントです。公式は英語の文献になりますが、有志のエンジニアによる日本語訳も作成されています。PHPの経験が豊富な人や、SymfonyやRuby on Railsといった他のフレームワークに詳しい人は、チュートリアルに従って簡単なサンプルを作り、Laravelへの理解を深めることができるでしょう。
PHPフレームワークLaravel Webアプリケーション開発
中級者向け
実務でLaravelを使っている著者陣が、業務で培ったノウハウを公開した技術書です。アーキテクチャーやデータベース、認証・認可といった基礎を学び、テスト駆動開発やエラーハンドリングへと進んでいきます。網羅的に機能を理解し、実務で困ったときに、また、本書に立ち戻るのも良いかもしれません。
PHPフレームワーク Laravel実践開発
「PHPフレームワーク Laravel入門」の続編として、Laravelを高度に扱うための実践的な内容を紹介しています。データベースの活用や、ジョブの扱い方、単体テストといった実務に役立つノウハウが含まれます。コマンド一つでLaravelの多彩な機能を呼び出し、作業を効率化するArtisanの紹介は有益でしょう。また、バックエンドにLaravelを使いながら、フロントエンドでは高度なユーザー体験を実現するために、Angular、React、Vue.jsといったフロントエンド・フレームワークを利用するケースも増えています。このようなシナリオについても解説されているのは、個人的に好感が持てます。
まとめ
Laravelは、近年、シェアを伸ばしてきている注目のフレームワークです。PHPを学んだ人は、SymfonyやCakePHPといったフレームワークの中から、好きなモノを一つ覚えておくと良いでしょう。一つ学べば、他の技術と共通点があるため応用が効くからです。Laravelは変化が早く、英語のマニュアルが充実しています。一方で、日本語の情報や書籍はそれほど多いとは言えません。自ら積極的に情報収集して、理解を深めていくようにする必要があります。
【2日でできる】はじめての PHP 7 x Laravel 6 入門
オンライン学習プラットフォームUdemyでも、Laravelを解説するコースが公開されています。動画で見るとフレームワークの挙動がより理解しやすいかもしれません。本コースは、PHPの基礎や環境設定に始まり、書籍リスト・プログラムの開発を通して、Laravel開発の基礎を学びます。
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