Shopify APIを使い、Shopifyアプリや自社サイトと情報連携を行うには

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情報システム

ShopifyはAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)が公開されているため、情報連携が容易な仕組みになっています。通常は、Webブラウザ上の管理画面を開いてECサイトのデータを閲覧しますが、APIを使えば、プログラムからデータを呼び出すことが可能です。

Shopify APIを利用するべき場面はアプリや外部ストアフロント

APIを活用する場面としては、Shopifyアプリの開発が挙げられます。Shopifyは外部の開発者が開発した「アプリ」を導入し、Shopify本体には含まれていない機能を追加できるのがメリットです。アクセス分析、メール、セキュリティ、SEO、配送、顧客の声など、様々なアプリが公開されています。

自社のECサイト運営で足りない機能があれば、アプリを開発し、サイトへ追加できます。アプリは、自社用のプライベートなアプリと、Shopifyを運営する全ての事業者へアプリを公開して収益化を図る方法があります。アプリを開発するには、APIを使って、Shopifyからデータを呼び出します。

Shopifyのデザインはテーマ(テンプレート)を適用して変更を行いますが、テーマの編集を行う際には、APIのデータ呼び出しが必要になるケースがあります。例えば、既存のテーマでは取得していなかったデータを新たに取得したい場合は、自分でAPIを呼び出して、必要なデータを取得・表示する方法を取ります。

ShopifyのEC機能は、外部サイトやモバイルアプリ上で構築する方法もあります。Shopifyのプラットフォームを離れ、自社のWebサイトやモバイルアプリ、さらにはゲーム内に統合する場合、ShopifyのAPIが利用可能です。具体的には、JavaScript、Android、iOS、UnityでEC機能の埋め込みが行えます。

Shopifyが持つAPIの種類

ShopifyのAPIは、大きく分けて3つの種類があります。一つは、ECサイト管理の機能を提供するREST Admin APIです。Shopifyの管理画面で利用できるデータはほとんどAPIから呼び出すことができます。アクセス、分析、請求、顧客、値引き、イベント、在庫、注文、商品、チャネル、配送、Shopifyペイメントなどが含まれます。また、管理機能のAPIは、GraphQLと呼ばれるデータ抽出技術を使ったGraphQL Admin APIも提供されています。

ユーザー体験を向上させる画面側の機能を追加させる方法として、Storefront API(ストアフロントAPI)があります。商品に関するデータを取得する、買い物カゴに入った後の注文手続きをカスタマイズする、顧客情報を作成・編集する、といった画面を作成するのに、Storefront APIが利用可能です。

まとめ

Shopifyはクラウド・サービスとして管理画面からデータを閲覧するだけではなく、プログラムを通した情報連携の方法が提供されています。ECサイトの管理機能を含むREST Admin APIや、画面側のカスタマイズを行うStorefront APIがあります。APIを使い、Shopifyアプリを開発したり、自社のWebサイトやアプリにShopifyの情報を含めたりすれば、ECサイト開発の幅が広がっていくでしょう。

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