Shopifyのアプリ開発によって独自の機能を追加しよう

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Shopifyはオンラインストアを運営する上で必要な機能が揃っていますが、さらに、アプリを開発すれば、独自の機能を追加することができます。Shopifyユーザー全て、あるいは自社のみが利用するアプリを構築し、独自のショッピング機能や管理機能を実装可能です。本記事では、Shopifyアプリの種類や、開発の前提条件、使用できるプログラミング言語、そして、審査の手続きについて紹介します。

Shopifyで開発できるアプリの種類

Shopifyアプリには、いくつかの種類が存在します。まず、「公開アプリ」はShopifyユーザー全てに利用されるもので、Shopifyの審査プロセスに合格したもののみが利用できます。Shopifyアプリストアから検索やインストールが可能であり、マーケティングや生産性を高める機能などが含まれます。無料・有料の双方が存在します。アプリ開発者であれば、有料のアプリを公開し、収益化が期待できるでしょう。

カスタムアプリは、特定のECサイトを対象に導入されるもので、アプリストアには掲載されません。機能としては公開アプリと同じであり、Shopifyエキスパートにアプリ開発を委託する使い方が想定されます。例えば、自社の顧客管理システムや在庫管理システムと連携する管理機能を作成する、Shopifyに登録した商品をShopify以外の画面で販売する、といった使用方法が考えられます。

また、プライベートアプリは、自社でアプリを開発し、そのオンラインストアで利用することが想定されます。公開アプリよりも機能が限定されており、管理画面から導入を行うものです。その他にも、テスト目的で作成される下書きアプリもあります。

Shopifyアプリ開発の前提条件と、使用するプログラミング言語

アプリを開発する前提条件としては、パートナーアカウントの登録が必須です。Shopifyパートナーとして登録すると、専用のダッシュボードにアクセス可能になります。ShopifyのAPIを用いて、オンラインストアの情報を取得する際には認証情報が必要になるので、パートナーダッシュボードのアプリメニューから取得します。また、アプリの登録なども、このパートナー向け機能から行います。

Shopifyのアプリは、他のサーバーで稼働させておき、Shopify APIを介して接続し、データをやり取りする流れとなります。例えば、HerokuというPaaSプラットフォームを使うと、アプリケーションを簡単に実行させ、Shopifyからデータを呼び出す構成が実現可能です。管理画面に開発したアプリを追加したり、その他のサービスでShopifyの機能を使ったりできます。

APIを介してShopifyの機能を用いるため、様々なプログラミング言語でアプリが開発できます。Shopifyチュートリアルでは、Node.jsとReactを用いるケースや、RubyとSinatraを組み合わせる方法などが紹介されました。また、Shopifyの画面とデザインを共通させるため、Polarisというライブラリを用いて開発を行います。

Shopifyアプリの審査手続き

公開アプリを開発し、他のユーザーへアプリを提供する場合、承認プロセスに合格する必要があります。申請時に満たすべき基準は多岐にわたり、アプリの設定や設定、機能と品質、セキュリティ、プライバシー、サポート等の条件を満たさなければなりません。ユーザーにとって使い勝手が良い点や、Shopify APIを正しく使っている点などが評価ポイントです。特に、課金を伴う有料アプリの場合、Billing APIを正しく設定する必要があります。

アプリは多言語対応が可能です。日本のユーザーに提供するには日本語を設定しておき、さらに、多数存在する海外のユーザーに対応するため英語の設定を行えば、公開アプリからの収益を伸ばせる可能性が高まるでしょう。

アプリの売り上げを伸ばすには、アプリのマーケティング活動も欠かせません。アプリの解説文や画像の品質を高め、フォーラムなどでの宣伝を行います。基本的な機能は無料で提供し、付加的な機能にのみ課金させるフリーミアムモデルの採用も有効です。

まとめ

Shopifyを利用するメリットの一つに、Shopifyの機能を拡張できるアプリの存在があります。自社のシステムと連携したり、他のサービスでShopifyの商品を販売したりする場合など、基本の機能で網羅されていない要件は、独自のアプリで実装可能です。アプリ開発会社であればアプリを販売して収益化ができるし、オンラインストアの運営者であれば、Shopifyエキスパートに委託して自社向けのアプリを開発する使い方が考えられます。異なるプログラミング言語で開発できるので、自社に合った構成で開発を試してみると良いでしょう。

オンライン講座UdemyでもShopifyを使う手順を紹介するレッスンが公開されています。

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