シリアの活動家が、戦火に見舞われた子供たちとポケモンの写真を使って、平和を訴えました。
ポケモンGoが流行している一方で、シリアの活動家は若者の関心が戦争問題へ向くことを願いました。この活動では、シリアの中心部にいる子供たちが、ポケモンのキャラクターを印刷した紙とともに「助けに来てください」と書いたメッセージを掲げています。この写真は現地メディア(Revolutionary Forces of Syria Media Office)に取り上げられました。また、ポケモンGoのゲーム画像に似た構図を使い、爆撃で壊された家屋に佇む子供に寄り添うピカチュウの画像を作成しています。現実世界で見える景色にデジタル画像を組み込むAR(拡張現実)技術が効果的に利用されているのです。
(記事)
シリア内戦の悲惨さは、各国メディアやYouTubeに掲載された動画によって拡散されています。2016年8月には、がれきの中から助け出された灰まみれの少年の様子が話題を呼びました。
What #PokemonGO looks like in Gaza, Palestine. pic.twitter.com/pmx3T6aReU
— Salim Kassam (@msalimkassam) July 14, 2016