再生医療は1993年当時のインターネットのようだ

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ORIG3Nの共同創業者ロビン・スミスが再生医療の将来についてインタビューに答えました。再生医療は1993年当時のインターネットのように今後の大いなる発展が期待される状況にあり、日本のように、新技術に対する寛容な態度が必要だと説きます。

(参考:記事

 

ORIG3Nは再生医療を手掛けるベンチャー企業です。血液サンプルを”クラウドソーシング”のように集め、世界最大で最も多様な検体を蓄積したデータベースの構築を目指しています。スミス氏によると、再生医療は医学を変革させる期待が最も大きい分野で、それはまるで1993年のインターネットのようだと言います。その言葉を裏付けるように、ORIG3Nは2015年12月に、ヘルスケアに強い投資家グループであるHatteras Venture Partnersと、Syno Capitalから、1500万ドルを調達しました。

 

最近問題になったTheranosの件を踏まえると、再生医療の規制問題は喫緊の課題です。メディアや投資家の評価に惑わされず、医療サービスを事実ベースで評価するのは、口で言うほど簡単ではないのです。

Lesson of Theranos: Fact-Checking Alone Isn’t Enough

 

スミス氏は、よりパーソナライズされて効果の高い薬を低コストで開発できる可能性を秘めている分野に、強い規制は必要ないと訴えます。具体的には、20世紀に構築されたFDA(米国食品医薬品局)の承認プロセスは時代遅れになっている面があると指摘しました。

 

スミス氏は、日本のように、新技術に対して緩やかな規制を採るべきだと主張します。さらに、一般大衆と政府の双方に対する再生医療に関する教育も重要な要素となります。スミス氏の構想は、医学を発展させる建設的なエコシステムの創造なのです。

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