落合陽一を理解するなら、講演動画を見てみよう。大学での特別講義やホリエモンとの議論も

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経営戦略・イノベーション

落合陽一氏は大学の研究者であり、その研究内容を紹介したり、知見を披露したりする講演がネット上にたくさん残されています。大学での発表もあれば、企業での講演もあり、また、パネルディスカッションにも多く参加しているようです。テレビ等で短いコメントしか紹介されない場合とは異なり、講演動画では本格的な研究者としての一面が垣間見えます。

 

2018年度 特別講義・落合陽一 「ユビキタスからデジタルネイチャーへ:アート・エンターテイメント・デザイン」

筑波大学の一年生向けに行われた講義で、落合氏が手掛ける研究や企業での活動を紹介する内容になっています。若い学生向けなので、ときおり優しく語り掛ける同氏が印象的です。音や光を応用する技術の話題から始まり、入力・出力・処理・コミュニケーションを複合させるアプローチを丁寧に解説しています。そして、高齢者や障がい者の存在を想定し、多様な人たちに新たな体験をもたらすための方法論や戦略を語ります。さらに、開発した技術と関連したアート作品の紹介で終わる充実した内容です。落合氏の研究を理解するのに適した一時間の講義になっています。

個人的には締めの言葉として述べていたArt、Science、Engineering、Designのうち、二つを極めようというものが印象に残りました。理系の学業を修め、ベンチャーで働くものとして、若い人に勧めたいと思います。

 

Yoichi Ochiai: “Digital Artist extraordinaire” | Talks at Google

2016年にGoogleで行われた落合陽一氏の講演が公開されています。2015年に創業したピクシーダスト・テクノロジーズの業務内容について語られており、大学の研究費に頼らず、資本の力を使って、研究・開発を高速化させたいというビジョンが理解できます。また、出版したばかりの著書「魔法の世紀」についても解説があり、デカルトの時代から人工知能の時代まで、物事を理解し、コンテンツを消費する方法が変わってきた様子を印象的な言葉で語っています。

 

Physicalization of computer graphics: 落合 陽一 at TEDxTokyo 2014

優れた技術やコンセプトを紹介するプレゼンテーションで有名なTED。2014年に行われた、その東京版TEDx Tokyo2014で落合陽一氏が講演を行いました。「コンピュータ・グラフィックスの実体化」と題した講演では、画面上で表現されてきたCGを実世界で表現したいという同士のビジョンが語られています。音響で物体を浮遊させる技術を使って、あたかもCGのように、これまで考えられなかった物体表現を実現するデモを見せています。英語の講演ですが、日本語同時通訳の公式動画が残っています。

 

HORIEMON.com 落合陽一 WITH 堀江貴文

当代きっての論客である落合陽一氏と堀江貴文氏が2014年に対談している動画が残っています。堀江氏のメディア、ホリエモンドットコムに当時、東大の博士課程を修了した頃の落合氏を招いて、その代表的な技術である、音波で物体を浮遊させる技術について議論しています。その様子は、まさに研究者同士の対話であり、宇宙や人体に興味のある堀江氏の鋭い質問に落合氏が豊かな見識を示す様子が興味深いものです。

 

落合陽一が考える理想の働き方「Work as Life」とは?

2017年7月に福岡で開催されたあすか会議「テクノベートが変える社会」のダイジェスト版です。わずか1分半の動画ですが、タイムマネジメントからストレスマネジメントへと変わると語る落合氏の考え方が理解できます。ワークライフバランスではなく、ワーク・アズ・ライフへと変わってきていると語ります。

 

まとめ

落合氏は大学教員として、最新技術の開発にとどまらず、その技術の応用方法、研究の進め方、社会の在り方へと思いをめぐらせています。30分から1時間の動画を見ると、その深淵な思考に触れることができるかもしれません。

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