海外就職をするメリットとは何か – 海外就職シリーズ (3)

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海外就職

海外で働くには、憧れだけでは十分ではありません。メリット・デメリットを頭の中で整理した上で、心の底から海外就職というキャリアを歩もうという意思が必要です。

シリーズ前回の記事は「なぜ現代は海外で働くのが一般的になったのか – 海外就職シリーズ(2)

対等な立場で建設的な議論を行うスキル

一般的には、海外で働くメリットは「実力主義で昇進しやすい」「ワークライフバランスがとりやすい」「英語が上達する」といった点があげられます。特に欧州の人の個人主義には驚かされることがあります。先日、ドイツ人の上司と、フランス人のインターンの学生がこのような会話をしていました。

社長「17時から打ち合わせにしたいんだけど、いいかな?」

インターン「やだ。絶対帰るの遅くなるし」

社長「そっか。そうだよね。来週にしよう」

就業時間の18時に帰れないからといって、打ち合わせを断るというのは、日本の感覚ではとても意外でした。インターンの彼の感覚では、通常のことなのでしょう。

また、海外で働いていて身に付くと思うのは、議論をするスキルです。会社で働いている以上、チームの意見は必須ですが、言語も文化も異なるメンバー同士で意見をまとめるのは、非常に困難です。特に、欧米では日本のように意見を「察する」という文化はありません。意見は全て言葉にして、相手とやりとりをしなければなりません。前提や根拠を明確にし、論理的に意見を交換する技術が必要です。

日本では意見を戦わせると感情的になってしまうことがありますが、欧米では口にした言葉が全てです。意見が異なるからといって、社内の立場が危うくなったり、人間関係が悪くなったりすることはありません。周囲から求められるのは、自分のスキルにもとづいて、新たな意見をチームにもたらすことです。発言することはチームに貢献することです。沈黙は何も貢献していないことになります。あなたの考えや気持ちを「察して」くれる人は誰もいません。意見を戦わせるスキルは、多様なバックグラウンドが集まる世界でこそ求められるスキルです。議論するスキルがあれば、世界中のどこでもやっていけるでしょう。

日本にとどまらず、広い視野でビジネスを考えられる

様々な国籍からなるチームで働いていると、世界目線で物事を考える力がつくこともメリットです。日本人だけのチームでは、日本を中心に考えてしまいます。新しいビジネスを考えるときにも、日本で成功してから世界へ行こうという発想になってしまい、結果として、ガラパゴス化してしまう可能性もあります。

世界目線が得意なのは、自国の市場が小さな人々です。例えば、ビデオ通話のSkypeはエストニアで創業されましたが、はじめから世界中のユーザーを対象にしていました。私の会社では、日本人・ドイツ人・フランス人・イギリス人・オーストラリア人・韓国人・ウクライナ人などと出会いました。さらに、自社のサービスは自国の文化からすると、どう見られるかという議論はとても興味深い議論になりました。世界目線で物事を考えるスキルは、国際的な舞台で活躍するために必須のスキルであり、それが身に付くのは大きなメリットです。

シリーズ次回の記事は「行ってみないと分からない。海外就職で無視できないデメリット – 海外就職シリーズ(4)

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