日本と海外を比較した就職面接の共通点と相違点 – 海外就職シリーズ (16)

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海外就職

面接は日本でも簡単ではありませんが、海外で面接を受ける場合、より難易度が上がります。しかし、面接の基本は面接官との会話のキャッチボールです。

シリーズ前回の記事は「海外の企業に応募する際に必要な書類。CVとCLとは何か – 海外就職シリーズ (15)

実績を堂々とアピールする必要のある海外での面接

海外であっても、日本と同様に面接においては、志望動機や自分の強み・実績などをアピールすることになります。違いがあるとすれば、文化的な背景に由来するものでしょう。

一般的に日本人は控えめに表現すると言われています。例えば、私の場合、英語のスキルについて英語で聞かれれば「話せます」と堂々と回答しますが、日本語で話しているときは「話すことはできるが、英語が母語の人と話すのは難しい」といった条件付きで回答してしまうことがあります。

海外の面接においては、臆することなく、過去の実績について、自分がどのような仕事をして、どのような成果を上げたのか、堂々とアピールしなければなりません。また、言語以外の部分も違いがあります。面接する部屋に入るなり、固い握手をして、笑顔で挨拶するという手順に違和感を感じてはいけません。

私が感じた、面接における会話の進め方の違い

私は面接の会話の進め方にも違いを感じました。日本では、一つの話題を深く掘り下げていく傾向が強いと感じています。志望動機に対して、なぜそう思ったのか、そのきっかけは何かといった質問が続いていきます。

ヨーロッパでは、一つの話題を掘り下げるよりも、多面的な質問をやりとりすることで、意欲や専門性を測っているように感じました。例えば、「あなたにとって、理想のビジネスモデルを持つ会社はどこか」「あなたのキャリアアップに、この会社がしてあげられることは何か」といった質問を受けたことがあります。これらは、日本ではあまり聞かない質問だと思いました。

シリーズ次回の記事は「海外企業の面接官が面接の際に考えている3つのこと – 海外就職シリーズ (17)

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