AWSの入門書、資格試験対策、実用的な技術書から、その使い方を学ぼう。おススメ書籍8選

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情報システム

AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)はクラウド環境として、業界を牽引する存在です。2006年に登場した、このサービスは、サーバーを自前で構築しなくても、Amazonが全て管理してくれるという形態をとり、多くの企業で採用されています。クラウド・ファーストが当然となった今、AWSはエンジニアにとって知っておくべき重要な技術と言えるでしょう。

膨大な機能を抱えるAWSは初級者にとって、何から始めたらよいか分からないと感じさせるものかもしれません。はじめは入門書を開いて、Webサイトを公開したり、アプリケーションをインストールしたりするステップから始めると良いでしょう。また、IT部門のインフラ担当者は、より実用的な書籍から、運用・構築のノウハウを学ぶことができます。

ゼロからわかる Amazon Web Services超入門 はじめてのクラウド かんたんIT基礎講座

初心者向け

はじめてクラウド環境の運用を行う人に向けて書かれた入門書です。取り扱う題材は、一般的なWebサイトの公開やWordPressの運用といったものであり、まだまだIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)としての魅力を伝えるレベルにはありません。しかし、その基礎的な手順は丁寧に解説されているので、AWSには興味があり、とりあえず触ってみたいという人や、インフラ構築の経験のない学生などに最適な一冊と言えます。

Amazon Web Servicesではじめる新米プログラマのためのクラウド超入門

AWSは非常に多くの機能が含まれているので、それに慣れるまでには戸惑うケースも多いでしょう。特に、アプリケーション開発を行ってきてインフラ構築の経験が少ないエンジニアや、これからクラウド環境を任される担当者には、基礎からAWSでできることを学べる入門書が必要です。本書は、豊富なスクリーンショットで、どこから手をつけたらよいか示してくれることで評価が高い本になっています。

Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド

中級者向け

2006年に登場したAWSには、構築・運用の面で様々なノウハウが蓄積されてきました。本書は、動的サイト、サーバーレス・サイト、自動スケーリングシステム、バッチサーバーといった用途の観点から、AWSの使い方を解説していきます。膨大なAWSの機能の中から、中心的なサービスとして、仮想サーバーであるEC2、オンラインストレージのS3、ネットワーク・サービスのVPCに重点を置いているのも好感が持てます。AWSの構築・運用のパターンから、クラウド環境を前提としたアーキテクチャが理解できるようになるかもしれません。

Amazon Web Servicesインフラサービス活用大全 システム構築/自動化、データストア、高信頼化

『Amazon Web Services in Action, Second Edition』の和訳書です。AWS構築・管理を網羅的に解説し、AWSを使うメリットを感じます。「自動化」を一つのテーマとして構成された本であり、IT部門がいかに効率化できるかを理解させてくれます。インフラ構築・管理の基礎事項を皮切りに、データ格納、動的スケーリング、高信頼化、ネットワークといったトピックを取り上げていきます。スクリーンショットやサンプルコードを含め、実践的な理解を助けてくれるのが特徴です。

AWSによるサーバーレスアーキテクチャ

サーバーレスアーキテクチャは近年、注目を集めているアプリケーション構築の手法です。クラウド環境が普及したからこそ生まれた技術であり、これまで当然とされていたサーバーすら必要としないアプリケーション設計が提案されています。AWSはLambdaと呼ばれる機能で、このアーキテクチャを実現しています。この手法の長所・短所やデザインパターンを解説しているのが本書です。

Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド 一番大切な知識と技術が身につく

上級者向け

AWSは、企業内の主要な業務や機密性の高い情報を取り扱う基幹系システムへ採用される事例も増えてきました。要求の厳しいシステムを滞りなく運用するには、設計・移行の計画を十分に練り上げる必要があります。コンサルティングから設計・開発・移行・運用の全工程に携わってきた著者が、AWS導入のベストプラクティスを公開したのが本書です。情報システム部門のインフラ担当者や、AWS導入を提案するSEが対象読者となります。

AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト

試験対策

AWSの認定試験はそのレベルや対象範囲によって、いくつかの種類に分かれています。本書は、アソシエイト・レベルの、ソリューションアーキテクトを対象にしており、AWSによってインフラの問題を解決できる人を意味しています。その範囲は広く、相応の学習と経験が求められるでしょう。コンピューティングサービス、運用支援、ストレージ、セキュリティ、開発者ツール、プロビジョニング、分析サービス、アーキテクチャ等が含まれます。巻末には模擬試験が付属しているのはお得です。

AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト問題集

AWS認定試験に準備するのにオンライン練習問題(模擬問題集)を用いるのは効果的です。全世界で30万人が受講しているるWhizlabs社のAWS認定試験対策のオンライン問題集が日本語で提供されるようになりました。実績豊富なグローバルの教材をが完全に日本語化され、最新の問題傾向を随時反映されるのが特徴です。本番と同様な120分65問の模擬試験が7つ収録されています。すべての問題に詳しい解説がついているので、高い学習効果が期待されます。


AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト問題集

AWS認定 公式ページ

まとめ

AWSはクラウド・インフラストラクチャーの世界で、中心的な存在です。IT部門の担当者は、この豊富な機能を活かして、柔軟で拡張性の高いインフラを効率的に構築できるようになるでしょう。アプリケーション開発者にとっても、AWSが提案する高度な機能を使えば、これまで考えられなかった面白いアーキテクチャを実践できます。奥の深いインフラの世界を味わっていきたいものです。

AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得

オンライン学習プラットフォームUdemyでも、AWSを解説するコースが公開されています。動画で見ると、クラウド環境の新しい概念を理解し、そのコマンドを習得するのが早いかもしれません。本コースは、AWSを使ったサーバーやネットワークの構築といった基礎的な事項を網羅しています。

AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得
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