プロダクトマネジメントを理解するおススメ本5選

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情報システム

プロダクトマネジメントは、海外のIT企業では多く聞かれる単語でありながら、日本企業ではあまり馴染みがありません。プロダクトマネジメントは、単にモノを作るだけではなく、優れたユーザー体験を提供しながら、技術的にもビジネス的にも成功を収めるよう、利益を確保するのを目的とします。

プロダクトマネジメントを理解するには、前提となるデジタル時代のビジネスモデルを頭に入れておかなければなりません。また、新規製品や既存製品の改良を行う場合、新しい機能が顧客に受け入れられるかどうか反復的に検証するリーンスタートアップの考え方も、プロダクトマネジメントを行う上で、常識と言えるものです。

プロダクトマネジメントのプロセス、あるいは、イノベーションを起こすための方法論について解説した優れた書籍を紹介します。

ソフトウェア・ファースト

話題の一冊!

「ソフトウェアが世界を飲み込む」時代に、産業のデジタル化は世界的な潮流となっています。そのトレンドの中で日本企業が生き残る戦略としてサービス志向の開発体制を構築することが求められるようになりました。プロダクトマネジメントの経験豊富な著者が、そのデジタル戦略、及び、製品開発のプロセスを詳細に解説しています。プロダクト企画から組織策定、さらには、ソフトウェア中心時代のキャリア戦略まで含まれる興味深い一冊です。

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム

人はなぜモノを買うのか。顧客が商品を買うのは片付いていないジョブ(用事)を「雇用」することであると喝破し、経営学に大きな影響を与えました。「イノベーションのジレンマ」で有名なクリステンセン教授の著作です。機能面、社会面、感情面から消費者行動を分析し、イノベーションを起こす方法を解き明かします。製品開発、新規事業開発、ベンチャー企業に携わる人に欠かせない本です。

アントレプレナーの教科書

リーンスタートアップは、シリコンバレーを中心に常識となったスタートアップの方法論です。そのリーンスタートアップのまさに教科書となったのが本書です。原題では「The Four Steps to the Epiphany(ひらめきへの4つのステップ)」となっており、革新的な製品をつくるためのプロセスをステップ・バイ・ステップで解説します。具体的には、「顧客発見」「顧客実証」「顧客開拓」「組織構築」を通じ、新たなソリューションを提供するべき新規市場を創造します。ユーザーのニーズを反復的に検証するリーンスタートアップの方法論は、プロダクトマネジメントの前提知識と言えるでしょう。

Hooked ハマるしかけ 使われつづけるサービスを生み出す[心理学]×[デザイン]の新ルール

プロダクトマネジメントでは、ユーザー体験、エンジニアリング、ビジネスの全てを満足させるよう製品開発に責任を持ちます。そのためには、ユーザーが従来の習慣を変え、継続的にその製品を使うような働きかけが必要です。本書は、熱狂的なファンがつくサービスとそうでないものの違いを、心理学やデザインの観点で解説しています。フック・モデルは、きっかけ・行動・報酬・投資の4ステップから成り、ハマる仕掛けを生み出すテクニックです。

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

世界を変えるような巨大企業をゼロから創造するために求められる考え方を解説した話題作です。スタートアップは、賛成する人がほとんどいないような独自の視点が求められます。このような直感に反するような鋭い指摘が満載です。シリコンバレーで強い影響力を持つピーター・ティールの講演をもとにしています。前述の「アントレプレナーの教科書」に代表されるようなリーンスタートアップに対する批判も掲載されているので、その取り組み方の違いについて考察してみるのも面白いかもしれません。

まとめ

プロダクトマネジメントは日本企業で採用しているところが少ないため、解説している和書もそれほど多くありません。翻訳書、あるいは海外企業で経験を積んだ著者の書籍を使って、プロダクトマネジメントについて理解を深めていきましょう。

プロダクトマネジメント入門講座:作るなら最初から世界を目指せ!シリコンバレー流Product Management

テクノロジーの聖地シリコンバレーからPMの仕事や魅力とキャリアの可能性を、在住13年以上、現在米系スタートアップで働く現役Principal Product Managerが具体的事例をもとに紐解きます。

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