スタートアップのビジネスモデルを考える上では、既存のデジタル化されていない手続きを見出し、その手続きをデジタル化したビジネスモデルへと改革することが重要です。さらに、「Convenience
is king」と言われるケースもある通り、便利で簡単に扱えるサービスが人気を得られるようになっています。デジタルを前提としたユーザー体験が鍵となるでしょう。
どちらが良いというものではありませんが、文化の違いを認識した上で、双方が歩み寄りながら、より良い進め方を講じる必要があります。言語の上では「I can do it」という文言を使っていても、その前提となる考え方が異なっていれば合意に至るのは難しくなります。このような場合に、日本的な以心伝心の考え方はあまり合わず、ささいなことでも言語化していくのが望ましいとされます。ローコンテクストな文化の方が国際的な仕事に適応するのは容易になってくるのかもしれません。
世界を開かれて、つながったものにするというミッションを掲げるFacebookは、全世界に20億人以上のユーザーを抱えるようになりました。そのミッションが表すように、従業員たちの関係もフラットで、個人に責任が委譲されていると言われます。ザッカーバーク氏が「完了は完璧よりも良い(Done
is better than perfect)」と唱えたように、スピード感を持って、柔軟に取り組んでいく姿勢が求められる環境です。
プロダクトマネージャーやそれに関連する役割は、企業や携わる製品によって異なってきます。米コンサルティング会社マッキンゼーは「Product
manager for the digital world」の中で、典型的なプロダクトマネージャーの3類型として、「テクノロジスト(技術者)」「ジェネラリスト」「ビジネス・オリエンテッド」を挙げています。
技術寄りのプロダクトマネージャー
エンジニアとして経歴を積んだ人が、テクノロジーの視点からプロダクトマネージャーの役割を担うケースです。ソリューションの技術面に注目しているのが特徴で、主に、複雑なB2B製品やバックエンド製品を扱う企業でよく見られます。ビジネス上の指標よりも、技術的な面白さを追求する傾向があります。Amazon
Web Serviceのようなエンジニア向け製品の開発が例となります。
「今までにないビジネスモデル」に意味はあるか
I. Facebookは世界初のソーシャルメディアではない
II. アイデアを「盗んで」自分のものにする
III. 小さな起業と大きな起業
盗むべきビジネスモデル10選
I. シェアリングエコノミー :Uber for x、クラウドソーシング
II. Everything as a service :クラウドコンピューティング
III. Eコマース:越境、ソーシャル、O2O、VR/AR。その可能性は無限大
IV. デジタル・コンバージェンス:情報・通信・エンタメの融合
V. アテンションエコノミー:経済活動の中心は「注意」から「意志」へと変化
VI. 複合現実(Mixed reality):リアルとバーチャルをつなぐ
VII. 人工知能 :膨大なデータから意思決定を支援する
VIII. IoT(モノのインターネット):無数のセンサーから情報収集
IX. フィンテック:旧来の金融業界を最新技術で改革する
X. 社会起業:ビジネスモデル分析における第三の価値
ビジネスモデルとは何か
I. ビジネスモデルを考える意味
II. ビジネスモデル分析の基本
III. 情報系ビジネスモデルの定石20選
ビジネスモデル創出の具体的なステップ
I. アイデアの作り方
II. アイデアを一言で表すと?
III. 起業家、問題、製品、市場の適合度を知る
IV. ビジネスモデル・キャンバス
V. リーンスタートアップ
VI. 起業アイデアが固まったら何をする?
VII. 孵化する段階から成長する段階へ
リーンスタートアップは、シリコンバレーを中心に常識となったスタートアップの方法論です。そのリーンスタートアップのまさに教科書となったのが本書です。原題では「The
Four Steps to the Epiphany(ひらめきへの4つのステップ)」となっており、革新的な製品をつくるためのプロセスをステップ・バイ・ステップで解説します。具体的には、「顧客発見」「顧客実証」「顧客開拓」「組織構築」を通じ、新たなソリューションを提供するべき新規市場を創造します。ユーザーのニーズを反復的に検証するリーンスタートアップの方法論は、プロダクトマネジメントの前提知識と言えるでしょう。